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だれがなんというおうと、トニカク、わたくしがカックルです。
さて今回(こんかい)は「10時08分42秒(10じ8ふん42びょう)」について話(はなし)をしていくぞ。
みんなは、この「10時08分42秒」が何(なに)をあらわしているのか、わかるかな。
頭の中(あたまのなか)で、この時間(じかん)の時計(とけい)の長い針(ながいはり)と短い針(みじかいはり)、それと秒針(びょうしん)の位置(いち)を思い(おもい)うかべてみよう。
そう、この針の位置は時計のカタログや広告(こうこく)に写って(うつって)いるアナログ時計の写真(しゃしん)に使われて(つかわれて)いるものなんだぞ。
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とはいっても、細かく(こまかく)見て(みて)いくと、各(かく)時計メーカーごとに違い(ちがい)があって、「10時08分42秒」というのは、セイコーが決めている(きめている)時間なんだ。
ほかのメーカーも多少(たしょう)の時間のずれはあるんだけど、だいたいこのぐらいの時間に設定(せってい)されているんだぞ。さらに、輸入(ゆにゅう)されている外国(がいこく)の時計でもだいたいこのぐらいの時間に設定されているんだぞ。
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ちなみにセイコーが、10時08分を決めたのは、昭和の初め(はじめ)のころのことで、42秒という秒針の位置を決めたのは、そのあとなんだぞ。カックン。
なぜ、各時計メーカーが、10時08分から10分のあたりに、針の位置を決めたのか?
みんなどうしてかわかるなぁ?
それは、まず、みんながもっているアナログ時計をよく見てほしいんだな。
その時計を作って(つくって)いるメーカーさんの名前(なまえ)はどこについている?
たぶん、時計の12時の下に書かれて(かかれて)いると思うんだ。
そう、第1(だいいち)の理由(りゆう)は各メーカーのブランド名(めい)が、かくれずに見えるということなんだぞ。カタログや広告にのせる時には大切(たいせつ)なことだよなぁ。
さて、次の理由は?
それは針の本数(ほんすう)や形(かたち)が見せられるということ。
お友だちやお父さん、お母さんが持っているアナログの腕時計をよく見てごらん。
あんなに細い(ほそい)針なのに、一本一本、違うデザインだというのがわかるだろ?
針は時計のデザインの中でも、とても大切なものなんだよ。
さらに、第3の理由は、時針(じしん)と分針(ふんしん)の2本の針が、上向き(うえむき)で時計の表情(ひょうじょう)が、しまって美しく(うつくしく)見えるという理由があるんだぞ。
たしかに、下向き(したむき)では、なんかいきおいがないような気がするよなぁ。カクカクカックン。
これは、人が見て美しい角度(かくど)であるともいえるんじゃなかな。カックン。
しかしながらデジタルウォッチが発売(はつばい)されたことによって、この「10時08分42秒」もかわらざるをえなくなり、さまざまな数字(すうじ)の形を見ることができ、しかも「動き」を感じる(かんじる)ということから、デジタルウォッチの表示(ひょうじ)は「10時08分59秒」になったんだぞ。デジタルウォッチには、針の角度の美しいバランスというのはないし、しかも42という数字は「死に(しに)」ということで、採用(さいよう)されなかったんだぞ。
さて、今回の「10時08分42秒」。
あたり前のように思えることも、こうして調べて(しらべて)みると、おもしろいいろいろなエピソードがでてくるんだぞ。みんなも勉強をする時は、興味(きょうみ)をもって調べてみるということが大切だぞ。
トニカク今回はここまで、次回(じかい)もよろしくだぞ。カックン。
2000年10月号
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