しつこいようですが、トニカク、わたくしがカックルです。
さて今回(こんかい)は「1日はなぜ24時間か?(1にちはなぜ24じかんか)
ということについて勉強(べんきょう)していくぞ、カックン。
このテーマは、「時のはてな(ときのはてな)」にもたくさん質問(しつもん)がきていたぞ。
みんなからの質問もいっぱいのっているから、そっちもぜひ読んで(よんで)ほしいぞ。



前回(ぜんかい)に学んだ(まなんだ)「時(じ)」「分(ふん)」「秒(びょう)」
にもかかわりがあるから、今回からこのページを読み始めた(はじめた)人は「1秒はどうして決まったの?」も読んでほしいぞ、カックン。
この「時」「分」「秒」というものは、バビロニアという国(くに)を中心(ちゅうしん)とする紀元前(きげんぜん)のシュメール文明(ぶんめい)によって考えられたものと言われて(いわれて)いるんだぞ、カクッ。

みんなが知っている(しっている)角度(かくど)のもととなる1°(ど)というのが、円(えん)の360分(ぶん)の1(円は360°)とする考え方(かんがえかた)も、かれらが考えだしたといわれているんだぞ、カックン。
かれらは、1日を約(やく)360倍すると太陽(たいよう)が天空(てんくう)で1周(しゅう)する時間[1年のこと/365日]ということに気づいていたんだぞ。 すごいことだ、カックン。

さて、古代(こだい)から人は月(つき)の満ち欠け(みちかけ)が約30日でくりかえされて、それが12回続く(つづく)と、同じ(おなじ)季節(きせつ)がやってくることを知っていたんだ。それをバビロニアの人たちは、太陽が地平線(ちへいせん)にあらわれてから、全体(ぜんたい)が見える(みえる)までの時間(これが約2分)をもとにして、天空をわっていくと、720個ぶんで1昼夜(いっちゅうやひるとよる:つまり1日)になることに気づいたんだぞ。


それで、「なぜ1日が24時間になったのか?」みんな早く聞きたい(ききたい)だろうが、もうちょっとまってほしいぞ。順番(じゅんばん)に話して(はなして)いくからな、カックン。

そのころのバビロニアで使われていたシュメール数学(すうがく)というのは、今われわれが使っている10進法(じゅっしんほう/10を1つの単位(たんい)としてひとけたずつあがっていくこと)ではなく、数の多い(おおい)場合(ばあい)には12進法(12を1つの単位とすること)や、60進法(60を1つの単位すること)が使われていたんだぞ。

ここで、さっきの720個ぶんというのをちょっと計算(けいさん)してみよう。

 720×2分=1440分

つまり太陽が東(ひがし)の地平線にあらわれて、西(にし)の地平線にしずんで、そしてまたつぎの日に、東の地平線にあらわれるまでに1440分かかるということで、この1440分を60(分:1時間)でわってみよう。

 1440÷60=24

ほら、ここで24時間という数字(すうじ)がでてきたぞ。
みんなが不思議(ふしぎ)に思っていた24という数字は、このバビロニアの12進法をもとにしているからなんだぞ。
バビロニアの人たちは、「発見の天才(はっけんのてんさい)」といえるんじゃないかな、カックン。


12進法と60進法と時間の関係(かんけい)をみてみることにするぞ。
1年と1日は12進法、つまり1年=12ヶ月、1日=24時間(12時間×2)で、1時間と1分が60進法、つまり1時間=60分、1分=60秒でくみたてられることになって、

1年=3153万6000秒=60秒(1分)×60分(1時間)×24時間(1日)×365日(1年)
となったんだぞ
あー、カックン。


この時間のはかりかたについては、数学や天文学(てんもんがく/星(ほし)や太陽(たいよう)の動き(うごき)を観測(かんそく)する学問(がくもん))そして占星術(せんせいじゅつ/星の動きをもとにした占い(うらない))など、そのころのあらゆる学問、知識(ちしき)を集めて(あつめて)決められた(きめられた)んだぞ。
すごいことだな。
トニカク今回はここまで、次回(じかい)もよろしくだぞ。カクカクカックン。(サービス)

 

2000年7月号