お久し(ひさし)ぶりじゃの。さて今回(こんかい)もわがはいと一緒(いっしょ)に、「時の歴史(ときのれきし)」を学んで(まなんで)いこう。
さて今回紹介(しょうかい)するのは「ソーラーウォッチ」じゃ。「ソーラー」とは「太陽(たいよう)」とか「太陽エネルギー」という意味(いみ)じゃ。つまりは「太陽エネルギー」で動く(うごく)腕時計(うでどかい)と思って(おもって)いただければいいわけじゃな。

太陽がある限り(かぎり)毎日(まいにち)毎日、しょくんが住んで(すんで)いるこの地球上(ちきゅうじょう)には、この太陽エネルギーが降り(ふり)注いで(そそいで)いるわけじゃな。太陽が放つ(はなつ)エネルギーのうち、地球に降り注ぐのはその22億分の1(22おくぶんの1)といわれいるのじゃ。それだけでも1時間分(1じかんぶん)だけで世界中(せかいじゅう)で1年間(1ねんかん)に使用(しよう)するエネルギーになるのじゃ。すごいことじゃのう。それに太陽エネルギーは、タダだし、環境(かんきょう)を汚す(よごす)こともないのじゃ。こんなにいいところばかりの太陽エネルギーを使わない(つかわない)でいるのはムダというものじゃな。

さて、ソーラーウオッチは、まず1974年にアメリカで登場(とうじょう)したのじゃが、色々(いろいろ)と問題(もんだい)があり普及(ふきゅう)しなかったのじゃ。技術的(ぎじゅつてき)にもまだまだのところもあったしのう。
その後(ご)1980年代(ねんだい)になって、太陽電池(たいようでんち)が素材(そざい)をかえることにより、薄く(うすく)自由(じゆう)な形(かたち)に加工(かこう)できるようになたんじゃ。また、光(ひかり)を電気(でんき)エネルギーにしたのちに、最大(さいだい)3日分の電気がためられる大容量(だいようりょう)のコンデンサーがでたおかげで電池がいらなくなって、
腕時計(うでどけい)に組み(くみ)込まれる(こまれる)ようになり、レジャー用(よう)の腕時計(うでどけい)としてよく売れた(うれた)のじゃ。

発売当初のソーラーウォッチ

さらに1990年代の半ば(なかば)には、長期間(ちょうきかん)にわたって安定(あんてい)した性能(せいのう)を発揮(はっき)できるリチウムイオン電池が開発(かいはつ)されて、1度フル充電(じゅうでん)すれば、暗闇(くらやみ)でも2年間動く(うごく)というものまで出て(でて)いるんじゃ。

最初(さいしょ)のうちは、高い(たかい)電圧(でんあつ)をとれないためにアラーム・クロノグラフの機能(きのう)が使え(つかえ)ないとか、光(ひかり)を取り込む(とりこむ)ソーラー電池の色(いろ)のために時計のデザインが自由(じゆう)にできなかったりということがあったが、それも今では解決(かいけつ)され、外側(そとがわ)から見てもまったく普通(ふつう)の時計(とけい)とかわらないというものまで作られる(つくられる)ようになっているんじゃ。

ここで最新式(さいしんしき)のソーラーウオッチを見てもらうことにしよう。
さっきも書いた(かいた)が、ホントにどこから太陽エネルギーを取り入れて(とりいれて)いるのかよくわからんのう。

最新式のソーラーウォッチ

 

  さて、今回はソーラーウオッチを取り上げた(とりあげた)のじゃが、太陽エネルギーが何億年(なんおくねん)と言う時間をかけて地球(ちきゅう)の中に作って(つくって)きた石油(せきゆ)や石炭(せきたん)といった資源(しげん)を人類(じんるい)は、ほんの100年ちょっとで、その全て(すべて)を消費(しょうひ)しようとしているのじゃ。人類(じんるい)が太陽エネルギーを本気(ほんき)で活用(かつよう)しなければならない時代(じだい)はもうそこまで来て(きって)いると思う(おもう)のじゃが、しょくんはどう思うかのう?

 

2002年1月号